富山県黒部市宇奈月温泉で開催された日本図学会大会に参加してきた。両親が住んでいるのでほぼ地元。ということで、帰省するつもりで参加してきた。わりと面白い論をつくることができた気がするのだけど、発表では用意したスライドの後半三分の一に到達できず、重要なことを言えなかった気がする。ひさびさにボバにも会えて充実した帰省（大会）になった。
宇奈月温泉は黒部ダム開発時に温泉が出たということで、労働者の保養地もかねて開湯された近代的な温泉地だ（たしかそんな感じだったはず）。僕の曽祖父はもともと岐阜の武士の家系だったが、奥さん（ひいおばあちゃん）と駆け落ちしてこの地の開拓に参加したらしい（たしかそんな感じだったはず）。廃刀令後は刀をハサミに持ち替えて床屋をやってたとか云々。
ちょうど宇奈月についた日に山にうっすらと雪がつもりはじめていた。本当はもっと長く滞在してリラックスしたかったのだが、僕も妻も締め切りを複数抱えているため気が気でなかった。宇奈月は祖父母の家に頻繁にきていたためとても愛着がある。すこし街をぶらついたけれど、やはり良かった。来年またゆっくりこようと思う。
