JAN.9,2021_息が白い

 4日から2021年の仕事が始まった。朝起きたら息が白い。年明けからはより一層の冷え込みで、平気で-5℃とかいくので、びっくりしている。昼間に7度くらいいけば、じゅうぶんに気温が暖かく感じるくらい、平均値が下がっている。今住んでいる家はそうとう冷えるので堪える。

 起床すると、ありえないくらいの深夜の冷え込みに対して、やぶれかぶれの抵抗をした跡が残っている。眠くて意識がもうろうとしながら、ぷちぷちをどっかから探してきて、適当に窓ガラスに貼り付けた記憶がなんとなくある。効果があったのかどうかはわからないが、その後は熟睡することができた。

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 ベッドのシーツの下には電気を毛布を敷いているから、この電源さえつけておけば死ぬことはない(と思っている)のだけど、それでも寒い。あと、電気毛布をつけっぱなしで寝るのはなんとなく身体に悪い気がして、いつも温度を下げてしまう。低温やけど?的なやつになりそうな感じがする。こたつに入って寝たときと同じような気持ち悪さがある。すこしずつ自分のからだから体温をコントロールする機能が奪われていく感じ。

 ガットギターが届いたので、暇をみつけては弾いている。ヤマハの数万円のやつだけれど、それでもしっかり良い音が鳴ってくれてうれしい。とくに、右手の爪のかたちによって音色がおおきく変わるのがおもしろい。音量や音の太さが、爪の形態で如実に変化する。フラメンコをやるギタリストは爪先にアロンアルファを塗る……みたいな話を聞いたことがあって、与太話だと思っていたけれど、案外マジなのかもしれないなと思って調べてみたら、「アロンアルファ釣り名人」という釣具商品はクラシックギタリストにとっては超定番商品らしいということがわかる。爪の補強や割れた爪の補修に使うとか。ぜんぜん知らなかった。ただのアロンアルファではなく「釣り名人」にいくあたり、妙な信憑性がある。そうこうしていたら、さっそく右手の人差指の爪が欠ける。これはいよいよ、爪を補強するネイルみたいなやつとかを塗るべきなのかもしれない。

 しばらく弾いていると、手が冷えてきて、徐々に指が動かなくなってくる。早く暖かくなってほしいなと思う。

 

(追記)

窓に貼っていたおおきなプチプチは、届いたばかりのガットギターを梱包していたプチプチだったことが判明しました。ありがとうギター。