FEB.10,2020

 論文出せたので、ちょっとは楽になった。やったあ!!ちなみにぼくは3月で満期退学で、ここから9月までの半年間で学位審査を受ける予定(SDレビューがあったので先生にお願いして半年伸ばしてもらった)。つまるところあと半年で博士論文を書かなければいけない。これまで溜め込んできたものを一気にまとめ上げる作業。書くぞー。

 ところで去年日本建築学会が発行する「建築雑誌」で発表したすごく短い文章を(公開していいっぽいので)noteにアップしました。

note.com

 これはぼくのいる研究室で博士号を取られた竹内先生の研究をベースに、自分なりの仕方でスケールに関する問題を(かなり暴力的に)まとめてみたもの。ほとんど指摘されていないのだけど、知覚者の存在を手放すことなく「スケール」を考えたとき、その根本には参照性の有無という問題が鎮座していることに気がつく。対象=オブジェクトの外部に指標をもつのか、内部で完結しているのか。「おおきい!!」とか「せまい、、」と感じるときには何を“参照”してその「おおきさ」を判断しているのかが最大のポイントになるのであって、裏を返せば、それさえ心に留めておけば「おおきさ」の正体は特定可能なのだ。いろんな参照要素が複合している場合は難しいのだけれど、ね。ともかく、スケールを判別するのに使えるかな?と思って作ってみたのが文中の図なので、うまいこと活用していただけるとうれしいなと思う。