OCT.6,2021_Ph.D.

 9月30日、つまりは先週の木曜日、神楽坂で学位授与式があって、東京理科大学から博士号を授かった。いろいろとまわり道ばっかりで、とても時間がかかってしまったけれど、無事に学位をとることができて、今はすごくほっとしている。胸のつっかえがひとつ取れた感じ。ちなみに博士後期課程は3年間で、私は単位取得満期退学してから学位取得まで1年半かかってしまった(だから課程博士ではなく、いちおう論文博士ということになる)。大学に入学してからは──信じられないのだけれど──12年が経ってしまっている……!が、もはや驚きすぎて驚かないというか、そういう感じの域に入っている。ひとまず、あまりにも長い学生生活を支えてくれた両親に、限りない感謝の気持ちでいっぱいだ。また、岩岡先生をはじめ、長い学生生活のなかで出会い、支えてくれたすべての人に、改めてお礼を言いたい。ありがとうございました。

 ここ数年、修士2年からの5年くらいは、研究やら何やらを言い訳に、大切な人との連絡や一緒に過ごす何気ない時間のことごとくを、ないがしろにしてきてしまったと思う。そういうものを、少しずつ取り戻していきたいなと思っている。

 

 ところでこの日は午後から学位授与式があったのだが、午前は朝一番から自主施工改修中の「三岸アトリエの窓」の現場で塗装をしていた*1。証書授与のとき手にペンキが付いているとわりかし恥ずいのでは、と思い、最新の注意を払って塗っていたのだが、けっきょくついてしまった。軍手を突き抜けてくるとは!むむむ……という気持ちでごしごし洗ったのだけど、油性なのでなかなか落ちないのだ。けっきょくこのまま賞状をもらうはめになってしまった。また、ネクタイピンがないことに気づいたのは前日のことだった。買いに行く時間はなかったので、家にあるモノのなかでいちばんネクタイピンに近いものをがんばって探した。結果「本にペンをはさむやつ」がとても似ている気がしたので、これを付けた。以外とばれないのでは、とちょっと自信アリ。

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*1:↓このときちょろっとかいたやつ。

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