AUG.13,2020

 今回の論文の再査読は本当のガチのまじでたいへんだったが、無事に提出することができた。よかった。コロナの影響で4月から5月にかけて大学に入校できず、解析ソフトの入ったPCや研究室においてきちゃった資料がまるごと使えなかったので日本建築学会に相談したところ、6月だった〆切は2ヶ月延びて8月になった(どうやらこの間に再査読になった論文は同じような措置がとられているみたい)。延びたとはいえ具体的な検証ができない期間も長く、けっきょく〆切いっぱいまで作業をしてしまい、提出が今になってしまったと。4ヶ月間、ああでもないこうでもないとずっと悩んでいたので、なんだか憑き物が落ちたような感じ。

 今回は前回に比べたら厳しい査読内容だったが、終わってみれば本当に査読に助けられたというか、内容がすごく明確になったように思える。採用にせよ不採用にせよ、良くなったことには変わらない(とはいえ不採用だとかなり落ち込むのだが)。なんでこんなこと指摘するんだろうと最初はわからなかったことも、延々悩んでいくとその真相がわかってきたり、あるいは自分でも気づかなかったような重大な発見があったりと、今回は査読者にすべてを見通されている感が終始あり、愕然としてばかりであった。自分にこんな的確な査読がいつかできるかというと全然そんな気がしないというか、無償でこんなたいへんなことをと思うと感謝しかないというか、とにかく査読者の方々はすごい。

 ようやく肩の荷が降りた。9月に発表する大切なプロジェクトがあるので、この一ヶ月は全力でそれをやる(もちろん仕事もがんばるけど!)

-

以前住んでいた場所で、最後に撮った写真。

f:id:o_tkhr:20200820005347j:plain