DEC.29,2019_プロフィール写真

 ここ2週間くらいで7回ほど忘年会があった。どこか特定のところに所属せずふわふわいろんなところに顔を出しているから、ということもあるかもしれないけれど、毎日のように飲み会があった週だった。人間関係が狭い自分としてはめずらしい。初めて会う人、久しぶりに会う人、定期的に会いたくなる人、などいろいろでとても楽しかったのだけど、いかんせん財布がすっからかんになった。ぼくはすごいミーハーな人間でM1を見たあとコーンフレークを二箱ほど買ったから、しばらくはこれを食べることになるだろう。栄養素の5角形が大きいから大丈夫。飲み会ではとても大切なことも、とてもくだらないことも、色々といろいろな人と話した気がするのだけど、うまく思い出せない。楽しかった感触だけが残っている

 最近、プロフィール写真の提出を求められて困ることが多かった。たとえば先月と先々月の建築雑誌で短い文を寄稿したのだけど*1、そのときも写真を求められて、しょうがなく集合写真を切り取ったものを提出した。結局ぼくがもっているいっちゃんいいカメラであるバケペンでプロフィール写真を撮ることにしたのだけれど、ここで問題が発生した。このカメラ、セルフタイマーが付いていないのである。どうしようかと悩んで、近所の散歩コースでウォーキング中のおじちゃんに声をかけ、撮ってもらうことにした。もちろん普通に撮ってくださいというのは不親切すぎると思ったので、露出もピントも合わせた状態で、「この位置からシャッターを押してくださいお願いします!!」みたいな感じで頼んだ。4枚撮ってもらったうち3枚はだめだったけれど(半目 / ピンぼけ / ぼくが写ってない)、1枚だけうまく撮れていた。

 写真といえば、最近ロン・ジュード(Ron Jude)とローレンツ・ベルグズ(Laurenz Berges)というふたりの写真家が気になっている。たまたま書店で手にとった写真集がよさげだったんだ。どちらも50歳くらいの写真家かな。若手というわけではないけれど、こういう写真が海外でどういう文脈で受容・流通・評価されているのか気になる。日本人の写真家だと、今年は今井智己さんの写真集をよく読んだ。大好きな写真家。今井さんは文章も素晴らしい。ブログでは写真と建築についても書かれているので、建築の人にも読んでみてほしい。

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f:id:o_tkhr:20191229201959j:plainRon Jude: Lago, MACK, 2015

 

f:id:o_tkhr:20191229203021j:plainLaurenz Berges: Oldenburg, 2014

f:id:o_tkhr:20191229203026j:plainLaurenz Berges: Am Markt, 2008

*1:スケールの零度, 建築雑誌 第134集 第1729号, p. 41, 2019. 10 / 「建ち方」の構築 ──《倉賀野駅前の別棟》について, 建築雑誌 第134集 第1730号, p. 42, 2019. 11