NOV.2,2019_圓徳院

関西でとった写真⑤

 

 せっかくの京都だし寺とか庭もみておこうということで、ごくごく普通の観光巡りみたいなこともした。建築をやっているくせに、三十三間堂をはじめてみた。少し前までは古建築にまったく興味がなかったのが(ゆえに行くべきところにほとんど行ったことないのだけど)、最近はちょっとだけ興味が出てきたので、それは少し進歩していると思う。三十三間堂は長かった。

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 ほかにもいろいろみたのだけれど、知識も経験もほとんど足りていないため幼稚園児並みの感想しか書けないということもあって、割愛。ただ、小堀遠州作庭の高台寺圓徳院。ここの庭はよかった。

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 圓徳院の北庭は規模がそんなに大きいわけではないのだけど、そのなかに無数の巨石が布置されている。行けばわかるのだけど、この庭のテーマは重力だろうと思った。石のもっている圧倒的な重さが見事にキャンセルされるような軽やかな構成で、巨石から重さが脱略されると、不思議なことに目の前にあるそれが「小石」に見えてくる。そして目の前のそれが小石に見えると、自然に自分の身体は小石並みの大きさへと、小さくなってしまう。

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PENTAX 67, SMC TAKUMAR 6×7 105mm/F2.4, FUJI PRO400H