AUG.11,2021_タブの供養

 記憶はすぐに薄れるいい加減なもので、とりわけ自分の記憶力はぼんくらだという認識があるので、ブラウザのタブを溜めがちだ。ブックマークするほどでもないけれど消したくはない、というような、ほどほどの重要度の情報が束になっている。iPhoneのデフォルトにしているブラウザはChromeなのだけど、すぐにタブ数が「:)」みたいな感じになる(たぶん100をこえるとこのマークになる)。なにわらってんだ、といつも思っている。

 Chromeはけっこう危険なアプリで、タブを一覧表示すると左下に「すべて閉じる」というボタンが出てきて、これを押すと問答無用ですべてのタブが消えてしまう。何回かやっちゃったことがあり、そのたびごとに、(どうせ読み返しやしないのに)絶望的な気分になっていた。終わった……って思ってた。でも消しちゃったせいで何か生活に支障がでたことはないので、けっきょくブラウザに溜まっているタブというのは、ほんのちょっとだけ気になったくらいのものなんだと思う。そんなことを考えていると、この日記で紹介していくことで、ほこりをかぶったタブを消していけるのではないかということを思いついた。ブログの投稿のたびにタブを消化していけば、このタブ地獄から解放されるのではないか(思い出したいときはブログを読めばいいではないか)。ということで今後、毎回か、あるいはときおりか、タブを供養するということをブログの最後でやる思う。

 

◯本日のタブ

www.visit.city-tokyo-nakano.jp

鷺ノ宮駅(西武新宿線)の近くで仕事をするということを伝えた際に教えてもらった喫茶店の情報ページ。隣駅の都立家政にあるレトロな喫茶店で、池原義郎の初期作らしい。常々センスがいいなと思っている方がおすすめしていた喫茶店なので、絶対に忘れずに行こうと、タブを残したままにしていた。

 池原義郎といえば、立石(遼太郎)さんだったか(山川)陸さんだったかが、浅蔵五十吉美術館だったか酒田市美術館だったがすごい、というようなことをTwitterかどこかで書いていたような気がする(フワフワした記憶……)。どちらも行ったことがないが、行ってみたいなとずっと思っている。池原の建築に関する個人的な体験は高校のころよく目にしていた富山県総合福祉会館になる。そのころの、この建物変だな、ロボみたいだな、というあほみたいな印象のまま更新されていない。更新しないと。ひとまず「つるや」に行かないと。