AUG.8,2019_SD

 齋藤直紀と共同で進めている倉賀野のプロジェクトがSDレビュー2019に入選しました!と、TwitterとかFacebookでは報告していたのだけど、ブログではまだだったので改めて。9月に東京展、10月に京都展が開催されますので、近くにお越しの際にはぜひお立ち寄りいただければ幸いです。おもしろい展示になるよう、がんばります!

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○東京展
会期:2019年9月11日(水)~9月22日(日)会期中無休
11:00~19:00(最終日は16:00まで)
会場:ヒルサイドテラスF棟 ヒルサイドフォーラム
東京都渋谷区猿楽町18-8

○京都展
会期:2019年10月4日(金)~10月25日(金)19, 20日は休館
10:00~17:00(入館は16:30まで)
会場:京都工芸繊維大学 美術工芸資料館
京都府京都市左京区松ヶ崎橋上町

http://www.kajima-publishing.co.jp/sd-review/

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 さてさて、入選した《倉賀野駅前の別棟》は、ブログでも過去に紹介している倉賀野駅前の庭の整備(下のリンクを参照)の続編にあたる仕事。

www.ohmura-takahiro.com

 外構整備のときもそうだったのだけど、この場所の問題はなによりも都市計画による駅前の整備が遅々として進んでいないことであり、今回のプロジェクトも「建ち方」をどうするか、ということがポイントになっています。建ち方に関わる決断がまず先にあって、そこから平面構成やらインテリアの素材の選定やらが順繰りに決まる、というような少し変わったプロセスで建物の構成が決められていて、展示ではその辺をうまくプレゼンテーションできればなと思っています。

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 おもえば修士のころに(2015年の冬かな)、はじめておもてだって外向けに書いた文章が建ち方に関するものだった。建ち方という問題は、単なる建物の構え(をどう周辺と連続させるか、みたいな)の問題ではないし、ましてやファサードの記号的な操作に関する問題ではない、というようなことを書いた気がする。なんだか感慨深いというか、考えることは数年では変わらないというか。

www.ohmura-takahiro.com