2018年はいろいろとすごい。
まず、ついにアウレーリ(ぼくが本ブログでもたびたび言及していた建築理論家)の翻訳がついに出版された。彼の著作の、初の邦訳。『The Project of Autonomy』だ。やっとか、、という感じ。本当にうれしい。
- 作者: ピエール・ヴィットーリオアウレーリ,Pier Vittorio Aureli,北川佳子
- 出版社/メーカー: 鹿島出版会
- 発売日: 2018/09/15
- メディア: 単行本
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翻訳者の北川佳子さんは『イタリア合理主義―ファシズム/アンチファシズムの思想・人・運動』(鹿島出版会, 2009.)の著者の方だ。卒業設計のときにせっせと読んでいたことを思い出す。大変勉強になる書籍で、とってもお世話になった。邦訳でいえば、ジョージ・クブラーの『時のかたち』もとてもおもしろかった。昨日感想を書いた『眼がスクリーンになるとき』もすごい本だったし、千葉雅也の新刊もでる(千葉さんのベーコン論とても読みたかったのでうれしい)。そしてなんと岡崎乾二郎の新刊もでるみたいで、さらには『偽日記』の古谷利裕さんの単著も年内にでるっぽい。展覧会でいえば、近美でGMCがあったし、リー・キットの個展が原美術館ではじまっている。ブログでちらっと書いたこともあるが、ぼくは彼の作品は(すごく気になりつつも)シュウゴアーツでのグループ展示しかみていないので、個展をみることができるのは大変にありがたい。どんな空間になっているのか。
本格的に博論に着手するまえに、自分にとって決定的になりそうな仕事がいろいろと出てくれるのは、とても幸せなことだ。
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(Canon AE-1 Program, FD F1.4 50mm, 記録用フィルム100)