DEC.22,2018_三連休?とミルトン・エイヴリー

○ 世間では今日から三連休なのだが、25日に博士課程の中間報告会があるのでちっとも休める気がしないのだった。いや、べつに休んでいいのだけど(急ごしらえで用意するものもないし)、気持ち的になんだか落ち着かない感じ。ところでこのカメラを買ったときにおまけでつけてもらったKodak Gold、いい感じだな。久しぶりに使った気がするが、思えば生まれてはじめて使ったフィルムはこのフィルムだった。

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Contax S2, Carl Zeiss Planar T* 1.7/50, Kodak GOLD 200

 

○ 話は変わるけれど、ミルトン・エイヴリー(Milton Avery, 1885-1965)の絵ってなんでこんな良いんだろう(自分はこの絵をなぜここまで良いと感じるんだろう)。ギクシャクとデフォルメされた形態と、すごく具体的な質感をもった色が印象的だけど、けっして強くなく、ささやかな感じ。具体的な色彩とブロック化した形態の構成(組立?)が感覚器官に訴えてくる瞬間と、それがなんであるのか(描かれているものは何なのか)を理解する瞬間に時間的なずれがあって、重ならない感じ。とはいえ、描かれるモチーフは(それはしばしば日常的なものなのだけど)、ないがしろにされることはなく(それは手段ではなく目的として)、とても大切に扱われていることもよく分かる。

f:id:o_tkhr:20181222142304j:plain△ Milton Avery: Yellow Sky, 1958

f:id:o_tkhr:20181222142321j:plain△ Milton Avery: March and Sally Outdoors, 1950

f:id:o_tkhr:20181222142325p:plain△ Milton Avery: Birds by Stormy Sea, 1963