AUG.25,2018_外構の現場

夏休みの宿題がようやくひと段落したのだが、まだ図面を直してなくてアップできてないものもちらほらある。こういう作業はこまめにやっておくべきだなぁ。

夕方あたりまで労働したあと、神保町の明倫館によったのだけど、ずっと読みたかった「オルタナティブ・モダン」という本をみつけることができた。2004年に企画された連続レクチャーをまとめた本で、五十嵐太郎、小野田泰明、金田充弘、後藤武、伊東豊雄、青木淳、藤本壮介、西沢立衛と、参加者がとても充実している。まだちゃんと読んでないけれど、ラトゥールや、あとデューリングの「レトロタイプ」なんかと接続しうるような議論がなされていると嬉しいなぁ。

帰ってから、ロッセリーニの『ドイツ零年』と『オーソン・ウェルズのフェイク』をみた。一方には受動的かつ決定的な断絶があり、もう一方にはむしろ自ら進んで真実を決定不可能なものにする力がある。とてもおもしろかったのだが、「シネマ」的な思考をインストールされたあとではいささか思考停止な状態でみてしまった気がする(しばらく映画はみれないかもしれない)。自分自信の感想なのか、この感想は見聞きしたものの反復なのか、あるいは自分自身の感想などそもそも存在しないのか、と混乱する。こういう経験もおもしろい。

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倉賀野の現場写真。既存の植栽や既存の(決しておしゃれとはいえないような)外構エレメントをどう引き継いでいけるかが問題だった。

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 (Mamiya RB67 Professional, Sekor 127mm F3.8, FUJICOLOR PRO 160NS)