●瀬戸内で撮った写真⑨
●5日目(8月30日)。この日は丸亀からスタートして、こんぴらさんに登ってから、しまなみ海道へ向かった。
●出発前、みなで丸亀城へ。日本に12城しかない、現存天守のひとつ。丸亀城の天守は現存天守のなかでは最も小さいもので、大きめの民家くらいのサイズしかない。かわいい。ただ、その小ささのおかげで、木々で姿を隠すことができたらしく、今まで焼けずに残すことができたそうな。かわいい。
天守はひかえめだけど、さすがは石のまち、石垣はとても立派。小豆島や屋島など、周辺の島々は、古くから名高い石の原産地で、船で運び出された瀬戸内原産の石は、全国の城の石垣をつくってきた。それで丸亀城の石垣には、全国の城に使用される予定だった石の余り物が使われていたりするらしく、ところどころ家紋がマーキングされている石が確認できて、たのしい。そういうエピソードを、頼みもしないのに懇切丁寧に説明してくれるおじちゃんがいて、ぼくらは「この人、NPCじゃないか」というあらぬ疑いをかけてしまっていた。ごめんね、おじちゃん、、。
●その後、こんぴらさんへ。この日は登りっぱなし。
なんとか登り切って、お参りする。700段登ったあと、ボーナスステージ的な感じで、もう600段というコースもあったのだけど、ぼくらはここで断念した。
●階段を登り切った先には、建築家・鈴木了二による一連の建築作品が待っていた。鈴木了二さんは「物質試行」と称した建築作品を制作していて、こんぴらさんの建築群はその集大成ともいえるものだ。了二さんの作品は住宅が多いので、生で見るのことできる機会はとても貴重で、昔からのファンであるぼくはとてもとても興奮していた。
長くなりそうなので、つづきは明日にでも。
(物質試行 55 BRIDGE, 2015, 鈴木了二 )
(Canon AE-1, New FD Zoom 35-70mm 1:3.5-4.5, FUJIFILM SUPERIA PREMIUM 400)