180114

●「関東の冬は気温こそ北陸より高いけど、湿度が低くてカラカラなぶんつらい。体感的には富山より東京の冬のほうが寒く感じる。ほら、雪降ってると意外とあったかいんだよ。スキー場とかそうじゃん?じゃん?」 と、得意顔でみんなに言っていたのだけれど、…

180113

●ちょっと色々と作業が溜まってしまっていて、ブログの更新が滞ってしまっていたのだけど、段々と落ち着いてきたのでまたボチボチ再開しようかなと思う。ちょっと休むつもりが、やっぱり継続しないとやる気なくなっちゃうんだな。更新頻度は落ちるかもしれな…

171016

●一日ほとんど、研究に関わる書籍の翻訳に費やしていた。Pier Vittorio Aureriという人が執筆した「The Possibility of an Absolute Architecture」の一部のテキストと、彼が編集した「The City as a Project」という本に掲載されている、Christopher C. M. …

171015

●「アウトレイジ最終章」みてきた。映画の雰囲気は、特に後半が「ソナチネ」に近い感じで、前作・前前作とは少し方向性が異なるかもしれない。何を書いても多分ネタバレになるから、内容に関してはこのくらいで自重しておこう。でも、本当におもしろかった。…

171013

●「アウトレイジ 最終章」にむけて、前作と前前作を見直した。厳格な「ヤクザ的ロジック」のもとおこなわれる、スジの取り合い・取られあいのゲーム。振り子の幅がどんどん大きくなっていくように、小さなイザコザが最終的に大きなバイオレンスへとつながっ…

171010_未来の幽霊

もう3週間くらい前になるけど、「未来の幽霊 ―長沢秀之展―」を見てきたので、備忘録もかねて、少し書き残しておこうと思う。 記念写真や肖像写真といった写真を、キャンバスの上に正確に模写する。そしてその上に、筆致の集積を点描のように置き、色彩を重ね…

170929_瀬戸内旅行記最終回

●瀬戸内で撮った写真⑱。最終日(9月3日)のつづき。ようやく最終回です。 ●前回のラストでとりあげた、シーラカンス設計の『アストラムライン新白島駅』のすぐそばに建っているのが、大高正人による『基町高層アパート』だ。大高の設計といえば、9月15日の「瀬…

170925_広島逓信病院

●瀬戸内で撮った写真⑰。9日目、いよいよ最終日(9月3日)。この日は早朝から行動し、広島でまだ見ていない建築をあらかた見学していく。 ●まずは、山田守による『広島逓信病院』。京都タワー、日本武道館、東海大学キャンパス計画等の設計で知られる山田の、初…

170924_ 厳島神社

●瀬戸内で撮った写真⑯。8日目(9月2日)。 ●この日は学会での発表が朝一であったため、早起きして広工大へ。10時からの発表を淡々とこなし、午後いっぱい、歴史・意匠の発表を聞いてから、宮島へむかうことにする。広工大と宮島はけっこう近くて、楽々園から宮…

170923_お好み焼き

●瀬戸内で撮った写真⑮ ●7日目つづき。呉市をあとにして、市内へ戻り、三分一博志設計の『WoodEgg お好み焼館』へ。道中、ミニ厳島神社を発見、、(小己斐島という場所みたいです)。 ●『WoodEgg』は、オタフクソース社が運営している建物で、お好み焼きに関す…

170921_呉南特別支援学校

●瀬戸内で撮った写真⑭ ●7日目(9月1日)、広島市のドミトリーからスタート。学会の会場である広島工業大に少し顔を出してから、建築見学へ。ぼくの発表は次の日なので、この日はフリーで行動できた。この日の第一目標は、呉市にある『広島県立呉南特別支援学校…

170920_三次市→広島市

●瀬戸内で撮った写真⑬ ●6日目つづき。三次市民ホールをあとにして、『奥田元宋・小由女美術館』へ。遠藤湖舟さんの写真の展示をやっていたので、それを見る。 ●この美術館の設計は、残念なことに今年の8月に亡くなってしまった、柳澤孝彦さんによるものだ。…

170919_三次市民ホール きりり

●瀬戸内で撮った写真⑫ ●6日目(8月31日)。大三島を出発して、いよいよこの日から、広島に突入。 ●広島市へ行く前に、三次市へ。青木淳設計の『三次市民ホール きりり』を見学。1000席の大ホールがプログラムの中心なんだけど、隣接する川の洪水の可能性が報告…

170918_シルバーハット

●瀬戸内で撮った写真⑪ ●5日目つづき。こんぴらさんを登ったあと、銭形砂絵を見て、そのまま大三島へ向かう。銭形砂絵は、寛永通宝を模した巨大な砂絵なのだけど、楕円のかたちをしている。寛永通宝は円形なのになぜ楕円かというと、山の上、つまり斜め上から…

170917_物質試行47

●瀬戸内で撮った写真⑩ ●こんぴらさん、鈴木了二「物質試行 47」のつづき。 ●物性の生々しい表出、既製品のコードを逸脱した使用法と組み合わせ、考え込まれた構法。建築の「モノ」としての側面にひたすら真摯に、そして批判的に向き合うことで、唯一無二の空…