JUNE18,2018_ブロック塀

○大阪で大きな地震がありました。被害が大きくならないことを祈ります。

 それと下の記事のことで、たいへんに痛ましい事故なのだけれど、しっかり配筋されていればこんなポッキリと折れることはないだろうと思う。ブロック塀を作る場合、住宅などの建築物と同様、法令によって高さや配筋方法などが決められている(建築基準法施行令第62条の8)。下記の塀に関しては、配筋もそうだけど、ブロック塀の最大高さ2.2mという寸法も超過している。おそらく既存のコンクリート擁壁の上部に、あとからブロックを積んでいったことで、ブロック塀の鉄筋が基礎に緊結されていなかったのでは。2000年以前に施工されたブロック塀にはこういった事例がまま見られるので、特に気をつけないといけない。

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 塀というのは、敷地境界線に立ち上がる自律した物体だ。塀は、敷地の内側のモノであると同時に敷地の外側(道)にも面する、極めてプライベートなモノであると同時に極めてパブリックなオブジェクトなのだ。塀を立て、家と道路の関係を断ち切ったとき、ぼくらはそのことを忘れられてしまいがちだ。自分の家の塀が、ときには人の命を奪いうるものでもあるということをしっかりと自覚し、災害時にむけた能動的な対策をおこなうこと。塀というのはそういう責任が求められるものなのだと思う。

 

○ブローニーの場合、35mmほどフィルムの種類による差がでない気がする、、。

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(Mamiya RB67 Professional, Sekor 127mm F3.8, KODAK Portra 160)