MAR.28,2018_写真都市展 −ウィリアム・クラインと22世紀を生きる写真家たち−

○献本用のしおりを納品しに乃木坂へ。ついでにその帰り、21_21 Design Sightで「写真都市展 −ウィリアム・クラインと22世紀を生きる写真家たち−」をみた。が、あまりよくなかった。デザイン系の美術館で写真展をやるとこうなるのか、という感じ。ウィリアム・クラインの仕事を紹介するには限定的すぎる見せ方だったし、若手の写真家のフレッシュな都市への視点を見せるには情報量が少なく、かつ関係性が不明瞭だった。ウィリアム・クラインの名前に釣られていくと後悔するかもしれない。とはいえ各作家の作品そのものは悪くないわけで(須藤絢乃や石川直樹の作品をみれたのはとてもよかった)、キュレーションというのは本当に難しいよなと思う。いやしかし、「ビッグネーム出しとけばナラティブな展覧会の読み引き出せるっしょ」感をやはり少しあって、そこはちょっといただけないなという。

  と、もやっとした気持ちでその後シューゴアーツにいったのだけど、そこでみたリー・キットのプロジェクターを使ったドローイングがとても素晴らしかったので、もやもやは拡散したのだった。

 

○(カメラとフィルム名を明記するの、ちょっとめんどくさくなってやめていたのだけど、復活させることにしました)

f:id:o_tkhr:20180209110743j:plain(Canon AE-1 Program, FD F1.4 50mm, レトロパン320)