180118

●清水さんの「実在への殺到」はとんでもない力作で、めちゃくちゃおもしろかった。とくに西田幾多郎論、これが最終章にあることで、全体の「読み直し」が読後に要求されるような気がした。まさに本の構成自体が、袋詰め・相互包摂的な構成となっている(マリリン・ストラザーンの「部分的つながり」が「カントールの塵」的な構成で書かれていたことを思い出した)。どうすれば本書を、建築を設計する上での「道具」としていけるか、考えていきたいなと思うのだけど、ひとまず九章を道具にして全体をを読み直す必要が、、、いやその前に西田、プラグマティズムあたりは勉強し直さないとか、、、。内容の整理がまだできていないので、時間ができたらブログでまとめられたらなと思う。誤読多めかもしれないが。

●「実在への殺到」のあとは、森美術館で開催されているレアンドロ・エルリッヒ展に合わせて今週の土曜日におこなわれるエリー・デューリングのトークセッションにむけて、デューリングのテキストを読み直していた。

www.mori.art.museum

 

帰省とかいいつつ、結局自宅でずっと読書してただけであった。平日だったのもあるけど、、。明日千葉に戻ります。

●ここ最近撮った写真

f:id:o_tkhr:20180119010523j:plain

f:id:o_tkhr:20180119010535j:plain

f:id:o_tkhr:20180119010622j:plain