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160405

朝の散歩が最近の日課になっている。
というのも、去年の終わりあたりからだろうか、近所の家でヤギが飼われはじめたのだ。そのヤギを見にがてら自販機で缶コーヒーを買い、気が向けばコンビニまで行って朝刊を買う。
その家では広々とした庭でヤギを放し飼いにしておられて、敷地のほぼ半分をヤギに提供しているようなかたちで飼っている。早朝いくと閑静な住宅街にメーメーという鳴き声が響いていて、なかなかシュールだなといつも思う。ヤギは動物の中でも好きな方なのだけど、そこの家のヤギは人懐っこくて、近づくと寄ってきて草をあげるとムシャムシャ食べるので、とてもかわいいのだ。ヤギは鳴き声は小さいし、人によく懐くし、なるほどペットとしてかなりいいなと思う。西洋では悪魔の象徴みたいにされているヤギだけど、これほど人間に無害な動物もなかなかいないんじゃないか。
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牧場や動物園のふれあいひろば的なスペースのヤギはなんだか人馴れし過ぎているというか、業者的な対応をするヤギが多いような気がするのだけど、彼(彼女?)はそんなこともなく、素朴な感じがしてそれもまた良い。そんな彼の人柄(ヤギ柄)もあってか、物珍しさもあってか、見にいくといつも近所のおじさんおばさんがいて、ヤギを囲みながらみんなで談笑していたりする。運が良いと子供がヤギとたわむれているところを見れたりする。そこではヤギを中心に置いた地域のコミュニティ的なものが既に形成されているのだ。すごいぞヤギ。
コミュニティみたいなものは建築で作ろうとすると大変というか、なんとなく胡散くささがいつもつきまとうけど、なんだヤギ一匹で解決してしまうんじゃないかと、いつも感心するのだ。人の交流って、人間以外のものが中心にいた方が実はうまくいくんじゃないかと思うのだけど。