160320

長らく続いていたインターン先での仕事も、先週でひと段落した。卒業式も終わり、さぁ新シーズンの始まり!という頃合いなのでブログをはじめてみた次第である。ブログ開設は今年度の大きな目標だったから、丁度いいタイミングだった。開設が目標とはお前意識低いなと思われるだろうが、いやそうでもないと言いたい。まずブログのタイトルである。世のブロガーたちはどうやって決めているのだろう。僕は名前をつけたりするのがすこぶる苦手なので、かなり時間がかかってしまった。といっても、このタイトルは某GENちゃんに考えてもらったものなのだけど。思わず声に出したくなるような内容を心がけよう。

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朝、簡単に部屋の掃除、洗濯。昼、久しぶりに展覧会を見に東京へ。ワタリウムのリナ・ボ・バルディ展をみる。展示してある作品数自体は少ないが、情報量は多かった。植栽や家具、タイルなど、実際のモノそのものを用いた会場構成だったこともあるけど、解説員らしきお兄さんに付きまとわれたのが大きかった。聞きもしないのに色々解説され、今日でリナ・ボ・バルディのマニアックな知識にやたらと詳しくなった気がする。
彼女の建築のなかでは、サンパウロ美術館なんかはもちろんいいのだけど、後期のサンタ・マリア・ドス・アンジョス教会が抜群にいい。最低限のコストの中で、現地の材料を用いながら、近代建築を風土に合わせて生成変化させる。ポストモダニズム建築が隆盛していた時代にこれだからね。
あと、彼女の「モニュメント」の概念が興味深かった。先のドス・アンジョス教会とも関係するけど、彼女が考えていた公共性とはなんだったのか、今議論されるべき内容かもしれない。これについては後日詳しく書くことにする。

ワタリウムから歩き、北参道のGAギャラリーへ。毎度おなじみ、世界の住宅展。圧倒的によかったのは、松岡さん田村さん、三家さん。アントン・ガルシアのムービーは相変わらず最高。

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夜、池袋のジュンク堂へ。マリリン・ストラザーンの「部分的つながり」を買い、近くのカフェでちょっと目を通す。水声社の人類学の転回シリーズはどれも面白そうだなぁ。